秋田書店
正式名称株式会社秋田書店
英文名称Akita Publishing Co., Ltd.
現況事業継続中
市場情報非上場
出版者記号253
取次コード0028
法人番号9011101000623
株式会社秋田書店(あきたしょてん、Akita Publishing Co., Ltd.)は、日本の出版社。 小学館や朝日新聞社(出版局所属)の元社員だった秋田貞夫が1948年(昭和23年)8月10日に創業[1]。当初は児童書を出版していた。 1952年(昭和27年)に少年雑誌『冒険王』を創刊。同誌の大ヒットをきっかけに漫画の出版を柱とするようになった。 1966年(昭和41年)、現在の新書版コミックスの元祖とされる「サンデーコミックス」シリーズを刊行。漫画雑誌や貸本という業態がメインだった漫画業界に単行本の概念を導入し、大ヒットレーベルとなる。 1969年(昭和44年)に『週刊少年チャンピオン』を創刊。壁村耐三が編集長を務めた1970年代に爆発的な絶頂期を迎え同誌に連載された『ドカベン』(水島新司)や『ブラック・ジャック』(手塚治虫)、『がきデカ』(山上たつひこ)、『マカロニほうれん荘』(鴨川つばめ)、『バビル2世』(横山光輝)、『エコエコアザラク』(古賀新一)、『キューティーハニー』(永井豪)、『750ライダー』(石井いさみ)、『ゆうひが丘の総理大臣』(望月あきら)などの漫画作品は国民的大ヒットとなった。同誌は1977年に200万部を達成し[4]、同時期には少年週刊誌のトップに立ったとされる。以降も『本気!』(立原あゆみ)、『グラップラー刃牙』シリーズ(板垣恵介)などのロングランヒットを輩出している。 一方では「ぼくらの入門百科」「写真で見る世界シリーズ」といった、ハウツーもの、ノンフィクション系での児童書でも、学研およびその子会社であった立風書房、小学館、講談社などの大手(これらは大手であるだけでなく、学習雑誌や図鑑類を大きな柱にしていた)に対抗する実績を築いていた。 1973年(昭和48年)、現在地に本社ビルを建設。それまでの木造2階建ての小さな社屋から本社を移す。 1974年(昭和49年)に『月刊プリンセス』を創刊、同誌に連載された『王家の紋章』(細川智栄子あんど芙?みん)や『悪魔の花嫁』(原作:池田悦子、作画:あしべゆうほ)、『イブの息子たち』、『エロイカより愛をこめて』(青池保子)、『アンジェリク』(原作:セルジュ・ゴロン
概要
2013年(平成25年)、雑誌の読者プレゼントに関して、消費者庁より平成25年8月20日付けで不当景品類及び不当表示防止法第6条の規定に基づく措置命令を受けた(詳細は#読者プレゼントの水増しを参照)[5]。
本社所在地は東京都千代田区飯田橋二丁目。流通部門として、秋田書店ブックセンターを埼玉県戸田市に設置している。
略歴
1948年(昭和23年) - 創業[1]。
1949年(昭和24年) - 月刊漫画誌「少年少女冒険王」創刊[1][6](のちに「冒険王」[7]→「TVアニメマガジン」[8])。
1952年(昭和27年) - 月刊漫画誌「漫画王」創刊[9]。(のちに「まんが王」[10]→「小学生画報」[11]→「まんが王」[12])。
1956年(昭和31年) - 「ぼくらの入門百科」刊行開始。
1958年(昭和33年) - 月刊少女雑誌「ひとみ」創刊[13]。
1961年(昭和36年) - 「ひとみ」休刊[13]。
1966年(昭和41年) - 他社の週刊誌に掲載された作品を単行本化する「サンデーコミックス」刊行開始[1]。
1968年(昭和43年) - 月2回刊青年漫画誌「プレイコミック」創刊(のちに月刊化)[1][14]。